社長のつぶやき

美人

ラーメン屋で、遅めの昼食。

暑くて、ぐったりしていた。

一人なので、カウンター席に座る。

「いらっしゃいませ!!」

ラーメン屋らしからぬ、澄んだキレイな声がする。

思わず顔を上げて、その店員さんを見る。

オゥ!

予想しない場所で 不意に美人と出合うと、心の準備ができない。

二度見してしまう。

場違いなオーラを持つ彼女に、他の客も逆に気を使うようで 、

ラーメンを運んでくると「いいから いいから」などと言っている。

ラーメンを食べ終わって、彼女がレジを打つ。

白い手首に、リストカットのような跡が見えた。

彼女も色々なことを抱えて生きているんだな・・・

「ごちそう様」「あなたが美しく幸せに生きていけますように」

と、心の中でつぶやいて店を出る。


恐竜より怖い物

 

恐竜

茶臼山恐竜公園へ行く。 

山の斜面に作られた公園に、実物大の恐竜25体や、

遊具・アスレチック・植物園があり、動物園も隣接する。

「恐竜より、カミさんが怖い」というオチではない。 

長男は部活で、残った暇そうなチビ2人を連れて行く。 

入場は無料で、オニギリを持って行けばピクニック。

安くて楽しい休日を演出できるハズだった。 

毛虫

トリケラトプスに上ろうとしたら毛虫が・・・

よく見ると、そこらじゅうに4センチくらいの毛虫がいる。

恐竜にも遊具にもベンチにも、毛虫が付いていない場所がないくらい。

木からは、毛虫が糸でぶら下がっている。

もの凄い数。 

気を付けて歩かないと、空中にいる毛虫が顔や服に付く。

僕のズボンをはっていた毛虫を、娘が見付けてくれた。

「ウヲー!!!」

恐竜や遊具にうかつに触れず、

木の下の木陰で楽しく昼食なんて、トンデモない。

上から毛虫が下りてくるのだから。

チビ2人は怖がっていたが、

次第に棒を持って、勇敢に毛虫を振り払いながら歩けるようになっていた。

この毛虫はマイマイガの幼虫で、毛は刺さると痛いらしいが強い毒はない。

卵から生まれ、若い頃は糸でぶら下がり、風に吹かれて周囲の木に広がっていく。

ブランコ毛虫とも呼ばれている。 

生まれた木でそのまま大きくなると、皆で食い尽くしてしまうから、バラバラに散らばる。

頭がいい。

それにしてもこの数では、葉っぱがなくなってしまう。 


見習う事

忙しい中、今一度。

ある会社の事務所に貼ってあった。

「小さな仕事ほど丁寧に」

小さな仕事や儲からない仕事ほど、真価がお客様に見えるもの。

仕事をすることで、次の仕事につなげる事が大事。


本当は何屋なのか?

「何をやってるの?」と聞かれ、

「水道屋です。」と答えていたら、

「エアコンが故障したけど、違うよね・・・」と言われた。

違わないんです。

出来るんです。

本当は、「機械設備屋さん」なのです。

機械設備とは、主に衛生設備空調設備に分けられます。

衛生設備とは、水や温水を供給または排水する設備、消火設備・ガス設備のことです。

受水槽・給水ポンプ・給湯設備・配管設備・井水利用設備・浄化槽・消火ポンプ・消火栓・スプリンクラーなどがあります。 

空調設備とは、建物内の温度や湿度をコントロールしたり、換気する設備のことです。

空調機(エアコン)・ダクト設備・換気ファン・ボイラー・蒸気配管などがあります。 

エレベーター工事も含まれることがあります。 

機械設備以外に、小さな建築工事や土木工事ができます。

説明すると長いでしょ。


出世

消費税が8%になり、やたらと小銭が増える。

ケツポケットに財布を入れる人なので、財布が厚くなると具合が悪い。

なんとか、小銭がうまく出せると、すごく得した気分。

だけど次の買い物で1円足らず、大量の小銭が戻ってきたりする。

「出世して稼がないと」 なんて話をしていたら、

次男が、「出世って、あの世へ行くことでしょ」と言う。

この世を出てしまえば、あの世だよね。


全国ネットの水道屋さんについて

台所のシングルレバー水栓を、交換する費用の問い合わせがきた。

テレビなどで宣伝している、全国ネットの水道屋に見積りを依頼したら、

定価2万円の水栓を取り替える工事が、6万円だと言われたようだ。

当社で施工すれば、3.5万円程度。

タレントがCMに出て、宣伝費がかかっている。

タウンページに1ページ広告を載せたり、広告のマグネットを付けるのも高額。

少額の修理工事だけで会社を維持させ、宣伝費も捻出するためには、

1日 1人 4~5万円の売り上げがほしいところ。

長野に1店しか支店がないのに、長野県中をカバーするというのにも無理がある。

ちょっとした修理なのに、往復半日かかってしまえば、

2万円+交通費以上は稼ぎたくなるところ。

ちょっとした工事では、済ませられない。

当社は、数千万~1億円を超える大きな現場を施工しており 、

会社の維持費は、そちらから出している。

片手間だから、低価格が実現できるのだ。

また、長野市・須坂市・千曲市周辺に重点をおいているので、出張も少ない。

私もこの地に住んでいるので、お客様に顔向けできない工事はできない。 

宣伝は派手ではないが、地元の水道屋を信じてほしい。 


始まり

高齢者福祉施設の工事が決まった。

僕が担当で、長年メンテナンスしてきた施設だけに、思い入れが強かった。

施設の担当者さんからも、「新設さんで決まって良かった 」と言ってもらえた。 

2月までに4棟建てる計画で、大変な工事である。

とりあえずの現場監督は、僕しか残っていない。 

他の仕事も沢山あるが・・・ 

早速、あちこちに電話を掛けて、職人さんの確保に動く。

人を集めて体制を整えなければ、何もできない。

とりあえず話を聞いてもらうため、会ってくれとお願いしていく。 

次に、材料屋さんへ機器類の図面や仕様書の手配をお願いし、

「もっと安くして」と、ダダをこねる。 

90枚以上ある設計図を広げ、配管の種類ごとに蛍光ペンで色を塗っていく。

これをやると、見やすい図面になるだけでなく、大まかな工事内容を把握できる。 

まだ20枚目・・・

現場へ、仮設水道の検討に行く。

広い・・・


長野市民病院

長野市民病院。

数年前に増築工事を施工してから、

衛生設備を中心に、メンテナンスをさせてもらっている。

週に1~3回のペースで仕事が来る。

トイレが詰まった・排水が流れない・蒸気が漏れた

水栓やウォシュレット・ポンプが壊れたなど。

業者用の駐車場に駐車する。

警備員のオジイさんに、「今日は何だい?」と聞かれる。

中央監視室で、管理しているオジさんに状況を聞き、カギを借りる。

オレも立派なオジさんか・・・

裏口から病院に入り、掃除のオバちゃんに会釈。

排水管の詰まりを直す時、汚水が飛び出してきて

下を汚してしまった時、みんなで掃除を手伝ってくれた。

臨床検査の女性ヘビースモーカー? さんが、外へ煙草を吸いに行く。

エレベーター前で待っていると、洗濯物を運ぶ ジャイアンオバちゃんが来る。 

スミマセン・・・気さくないい人です。

職人が若い看護師さんに声をかけられ、「どういう関係だ?」と問い詰める。

患者の父親として通院することもあるが、気さくな先生が相談に乗ってくれる。 

「あら! こんな所で」と、知り合いに声をかけられる。  

もう一つの職場のような感覚。 

病院の地下には、信じられないくらい多くの配管があり、迷路のようだ。

最初の頃は1人で入ると怖くて、

オバケがいないか、後ろを振り返りながら歩いていた。

今では、地図がほとんど頭に入っている。

病院機能を維持するために、必要とされていることを誇りに、

いつでも病院職員の1人である気持ちでいる。

裏口から霊柩車が出る。

走り去った車に対して、まだ警備員のオジイさんが頭を下げている。

こんな時は、生と死について考えさせられる。


名シーン

 

ガンダム


プラス思考

砂漠とオデコの面積が増えている。

頭の先輩は言う。

サルから体毛が少なくなり、人間になった。

我々はハゲて、更に進化しようとしているのだ。

ハゲていない皆さんは、”ハゲそこなって” いるのだ。


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