社長のつぶやき

インターンシップ

大学生3年生が、夏休み中の職場体験に来た。

2週間の予定。

建築デザインなどを学んでいるという。

美しいデザインの建物も、

実際には汗とホコリまみれの職人さんと、

納まらない設計図を苦労しながら、施工可能な図面に直していく技術者がいて、

出来ていくのだと分かってくれればいい。


大忙しな日

朝7時過ぎ、電話が鳴る。

病院の修理を依頼した業者から、「手配した部品が違う」と。

材料屋が、間違えて配達したらしい。

材料屋に電話するが、第四土曜日は休みで電話に出ない。

仕方がないので、別の材料屋数件に電話して部品を調達する。

家を出て現場に向かう。

朝からクソ暑い。

今日は設備の職人が入る予定はないので、

事務所で涼しく図面を描こうと思っていた。

朝礼に出て、現場を一周して事務所で図面を描き始める。

「設備屋さん」と、建築の助監督さんから呼ばれる。

穴を掘っていた土工さんが、排水管を壊してしまったらしい。

よくあることだ・・・

しかし、職人はいない。

現場を見ると、掘った穴は壊れた排水管から出た水で、池になっていた。

修理の段取りをしようと事務所へ戻る途中、

型枠大工さんから呼び止められ、「スリーブの位置がよくない」と言われる。

スリーブとは、コンクリート基礎を貫通して配管が通る場所に、

あらかじめ入れておくパイプである。 

確認すると、大工さんの言う通り、このままではパイプがコンクリートに埋まってしまい、穴が開かない。

大工さんが型枠を組む前に、スリーブ6箇所の位置を移動しなくては。

クソ暑い。

水のような汗が止まらない。

これはヤバイ汗なので、水分補給をする。

自分でなんとかしなくてはならない。

しかし、2つも問題が起きている。

ヘルプの職人を探す。

同学年の職人さんが動いてくれた。

30分後には、両方の直しに2人で取りかかり、12時過ぎに終わる。

同学年の職人さんは、泥まみれ。

助けてくれてありがとう。

お金ではない。気持ちで動いてくれる人は大切にしないと。

シャツは ビッショで、図面は進んでいない午前中。

37.7度、なぜ職人のいない今日、予定外の事件が起こるのか。

病院の修理も、無事に終わったようだ。

15時過ぎ、老健施設から「エアコンが壊れた」と電話が鳴る。

今日壊れてはマズイでしょ。

メーカーに電話するが、休みで電話に出ない。

材料屋もそうだけど、休みは電話に出なければいいのだから、気が楽だよな。

僕たち、お客さんと向き合っている人間はどうしたらいいんだ。

東京のコールセンターに電話するが、全国で暑く、緊急修理もパンク状態だと言われた。

エラーコードから電源を落としてみれば、

動くかもしれないと聞き出し、施設に伝える。

超たくさんの汗をかき、図面が進まない1日であったが、

「なんとかなる」と大きく構えていれば、「なんとかなる」のである。

最近、苦しんだ末に気付いたこと。

他人の助けがあってのことなので、感謝の気持ちを忘れてはならない。


カブト虫

去年カブト虫の幼虫を、庭に穴を掘って腐葉土を入れて、周りにネットを張って埋めた。 

外でブンブン音がするので見たら、カブト虫のオスが飛んでいた。

自宅の庭でカブト虫がいるという、僕の夢が一つ叶う。

しかし、この調子で30匹飛ぶと、すごくうるさくなりそうだ。


どちらも

引き渡しを迎える、須坂の老人ホーム。

各所の最終確認をしていた。

最後は他の現場も重なり、とても苦労した。

ふと隣の果樹園を見ると、僕が前の会社で設計した電動棚下作業車に、

おばあちゃんが乗って作業していた。

シルバーカーのような電動車に、農地でも走れるゴッツイ タイヤを付けて、

フレームごと約1メートル上がる。

ブドウや梨の棚下で、座ったまま摘花などの作業ができる電動車だ。

設計変更を1人で任されて、あの時も若いなりに苦労してやってたなー・・・

黄色いカバーのデザインが自慢だった。

EV372


レアな出会い

仕事が忙しいと、朝早く目覚める。

5時、外が気持ちいいのでマラソンに行く。

長野大橋を渡っていると、黒い虫を見付けた。

止まってよく見ると、ノコギリクワガタのメスだった。

もう1匹見付ける。

夜、橋の明かりに寄ってきたのだろう。

もうそんな時期かと、拾ってポケットに入れた。

子供の頃、クワガタのメスは「まんじゅう」と呼んでいた。

こいつに咬まれると、オスの比にならないくらい痛い。

血が出る。

彼女たちの小さなハサミは、腐った木に卵を産むため、

木の中に侵入するためにある。

ケンカをするオスの飾りのハサミではなく、実用的な物なのだ。

ポケットを気にしながら、大橋を渡りきろうとした時、すれ違った人と目が合う。

父だった・・・。

これはポケットに入らなかったので、そのまま走り去る。


ユーアーラッキィー

止めた場所の番号を入力して精算する有料駐車場で、

別の番号を入力して、精算してしまった。 

安いなー ラッキィーって思いながら・・・

オゥ!!!

しょうがないから、本当の番号で精算しなおした。

あれ? 安いなー ラッキィーって方がいたら、

私が払ったのです。

感謝して下さい。


バッテリー

朝起きて、どんどん減っていく。

妻とトラブルを抱えていると、出社までに けっこう減る。 

会社の机に座ると、たまっている書類の処理をする。

見積り・工事報告・週報・小さな現場の工事手配。

メールを確認。

現場の連絡・見積り依頼を確認し、処理する。

だいたい10時くらいまでかかる。

その間、電話で修理依頼が数件。

職人・材料の手配、見積り。

現調したり自分で行く現場がなければ、ようやく大きな現場に集中できる。

施工図を描いたり、議事録や協議書を書く。 

短時間で様々な仕事をするので、バッテリーは半分に減る。

午後に現場の定例会議があると、ほぼ1/4。

長丁場なことが多い。

夜、仕事や商工会・同友会・水道組合などの飲み会があると、0。

バタンキュウ。

週末になると、朝起きてもフル充電されない。

娘の顔を見ると、少し回復。

交換できるバッテリーがほしい。


美人

ラーメン屋で、遅めの昼食。

暑くて、ぐったりしていた。

一人なので、カウンター席に座る。

「いらっしゃいませ!!」

ラーメン屋らしからぬ、澄んだキレイな声がする。

思わず顔を上げて、その店員さんを見る。

オゥ!

予想しない場所で 不意に美人と出合うと、心の準備ができない。

二度見してしまう。

場違いなオーラを持つ彼女に、他の客も逆に気を使うようで 、

ラーメンを運んでくると「いいから いいから」などと言っている。

ラーメンを食べ終わって、彼女がレジを打つ。

白い手首に、リストカットのような跡が見えた。

彼女も色々なことを抱えて生きているんだな・・・

「ごちそう様」「あなたが美しく幸せに生きていけますように」

と、心の中でつぶやいて店を出る。


恐竜より怖い物

 

恐竜

茶臼山恐竜公園へ行く。 

山の斜面に作られた公園に、実物大の恐竜25体や、

遊具・アスレチック・植物園があり、動物園も隣接する。

「恐竜より、カミさんが怖い」というオチではない。 

長男は部活で、残った暇そうなチビ2人を連れて行く。 

入場は無料で、オニギリを持って行けばピクニック。

安くて楽しい休日を演出できるハズだった。 

毛虫

トリケラトプスに上ろうとしたら毛虫が・・・

よく見ると、そこらじゅうに4センチくらいの毛虫がいる。

恐竜にも遊具にもベンチにも、毛虫が付いていない場所がないくらい。

木からは、毛虫が糸でぶら下がっている。

もの凄い数。 

気を付けて歩かないと、空中にいる毛虫が顔や服に付く。

僕のズボンをはっていた毛虫を、娘が見付けてくれた。

「ウヲー!!!」

恐竜や遊具にうかつに触れず、

木の下の木陰で楽しく昼食なんて、トンデモない。

上から毛虫が下りてくるのだから。

チビ2人は怖がっていたが、

次第に棒を持って、勇敢に毛虫を振り払いながら歩けるようになっていた。

この毛虫はマイマイガの幼虫で、毛は刺さると痛いらしいが強い毒はない。

卵から生まれ、若い頃は糸でぶら下がり、風に吹かれて周囲の木に広がっていく。

ブランコ毛虫とも呼ばれている。 

生まれた木でそのまま大きくなると、皆で食い尽くしてしまうから、バラバラに散らばる。

頭がいい。

それにしてもこの数では、葉っぱがなくなってしまう。 


見習う事

忙しい中、今一度。

ある会社の事務所に貼ってあった。

「小さな仕事ほど丁寧に」

小さな仕事や儲からない仕事ほど、真価がお客様に見えるもの。

仕事をすることで、次の仕事につなげる事が大事。


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