大型車はトヨタが素晴らしい。
2t近くある巨体が、不自由さを感じず機敏に動く。
小型車はホンダである。
トヨタは燃費で他の追従を許さないけれど、車内が狭いのだ。
13万キロを超えたので、2代前のフィットから新型へ乗り替えた。
乗ってみて「ホンダ潔し」と思ったことは、完全に燃費競争から離脱したことだ。
ライバルのヤリスやアクアが、実燃費 25km/Lを超えると言われているのに、
2代前と相変わらずの 17km/L程度なのだ。
数値上で燃費を気にするけれど、一定のラインを超えていれば、
燃費が1番良いという理由のみで購入を決めるユーザーは少ないだろう。
乗り心地と質感が向上し、車重が旧車より 140kgも重くなっている。
これでは燃費が良くなるはずがない。
燃費を追求すれば軽さを求め、それは機能の制限にもつながっていく。
絶対に勝てない、ライバルとの不毛な競争から抜け出し、
唯一の路線へ転換したことは、
戦わずして勝っていく
我々 中小企業の生き残りへのヒントを与えてくれる。