玉ちゃんに借りた、中村 文則さん作の「教団X」。
新興宗教の話なのだが、面白く、一気読みモードへ。
物語の中で新しい事実を知り、衝撃を受けた。
ベンジャミンさんが実験し、他の方も実験して確認された事実。
指を動かそうとする意志よりも先に、
その指を動かす役割をになっている脳の神経回路が、すでに反応しているということ。
脳が指を動かそうと反応した0.35秒後に、
意識、つまり「私」が指を動かそうとする意志を持つ。
これは、自分の意志で決断していると思ったことが、
実は脳に操作されているかもしれないということを意味している。
人体・世の中、不思議なことだらけ。
「全部わかっているつもり」になっていては、いけない。