病院さんの、蒸気配管替え工事。
太いネジ込み配管は、なかなか緩まない。
配管を回すパイプレンチは、歯でパイプ表面を引っ掛けて
「てこの原理」を利用する。
支点は回転の中心だから、パイプの中心。
作用点は、パイプとパイプレンチの歯の接点。
力点は、パイプレンチの柄をつかんでいる部分。
パイプレンチの柄を延長して、パワー倍増。
別の場所が回ってしまわないよう、相手側にもパイプレンチを反対に掛けて、
それを胸で押さえて、両手で力を加える。
パワーだけでなく、バランスも大切。
見事に古い配管が回り始め、外れた。