3日連続で、同じ会社のタクシーに乗った。
1日目は「う~ん」程度だったけど、
2日目は「あの臭いだよな?」、
3日目は特にひどく、もう我慢できないくらいだった。
渋滞にはまって30分間我慢し続け、
下りた瞬間に外の新鮮な空気を吸って、ホッとしたのだ。
運転手さんというか、車内のオヤジ臭である。
自分も20代までは無味無臭のいい男???だったが、
ムスメに「パパ臭いけど好き」と言われてからは、
自分のオジサン臭に多少気を使っている。
オジサン臭を出す気はないのだが、自分の臭いに呆然としてしまう。
そして、立派なオジサンになったのだと自覚する。
帰りは、流れの別会社のタクシーを拾う。
車内には、ホッとする香りが漂っている。
タクシーでは、移動するだけでなく車内で過ごす時間も、お金で買っているのだ。
スムーズな移動の他に、快適さも追求しなくてはならない。
古い車両がずらりと並び、時代から取り残された感がある、
そのタクシー会社では、誰も気づけないのだろう。
「人の振り見て 我が振り直せ」というが、こうした不快な経験も勉強である。
我々も、工事をするということだけでなく、
お客様の立場になって考えて、行動しなくてはならない。
運転手さんにモンクは言わない。
しかし、もう頼まない。
お客様や取引先様との、頭や気を使う大切な会合へ、
ゲンナリした気分で行きたくないからだ。
クレーマーより怖いのは、このように無言で去っていくお客様である。